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【JLOX】ライブエンタメ補助金の制度と申請方法と申請代行について

people watching concert photography
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大阪市の本町で補助金を中心に活動する行政書士が解説します。行政書士は申請代行の手続きも可能なので、ご依頼お待ちしております。

目次

【JLOX】ライブエンタメ補助金の制度について

【JLOX】ライブエンタメ補助金の事業概要について

令和4年度補正予算による「コンテンツ海外展開促進・基盤強化事業」を活用し、株式会社読売広告社が事務局となって実施するものです。

国内のライブエンタメ等のコンテンツ産業の活動を下支えし、収益力回復に向けて、①コンテンツ自体のデジタル化に関する取組や、②コンテンツの展開・配信・収益化に関する取組を実施することを通じて、海外展開に必要となるデジタル技術を軸に今後応用性のある取組を支援します。

ライブエンタメ産業で新たなビジネスモデルにより新たな需要獲得を目指す事業者に対して、
その事業基盤強化に向けた取組を促すことを目的としているものです。

つまり、アーティストやエンタメ業界をアフターコロナに向けての取り組みをサポートしていく補助金です。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の対象事業について

日本発のコンテンツに関するイベントが補助金の対象となります。

コンテンツに関するイベントとは

コンテンツ分野のうち、「実演を伴うイベント」を実施する事業が該当します。

実演を伴う必要があるイベントの例としては、以下のコンテンツが挙げられます。

  • 音楽ライブ・コンサート
  • 演劇・ミュージカル
  • e-sports
  • 歌舞伎・雅楽
  • 落語
  • 漫才

実演を伴う必要がないイベントの例としては、以下のコンテンツが挙げられます。

  • CGアニメーション
  • 芸術花火

日本発とは

国内で行われるイベントのうち、以下のA or B&C に該当するものを対象とします。

(A)日本国民が著作権の全部 or 一部を持っているコンテンツ

   例:SET LISTの楽曲を作詞・作曲それぞれでカウントし、過半数が日本国民であること

(B)日本国民が主体的に関与するコンテンツ

   例:制作陣・出演者の過半数が日本国民であること

(C)日本要素を演出等に取り入れているコンテンツ

   例:演奏法・歌唱法・ストーリー・歌詞などを日本風に取り入れること

音楽コンサートの場合は(A)が主流となりますので、要件クリアしやすいです。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の対象者について

主要な費用を負担し、イベントのリスクを背負っている事業者が申請できます。

つまり、チケット券面上の主催者であるとは限らません。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の申請単位について

1イベントごとの申請をします。

開催日が複数日にまたがるイベントは、複数回申請することになります。

開催日が二部制など複数時間帯に跨るイベントは、複数回申請することになります。

同一会場・同一演目のイベント or 複数会場・同一演目のイベント(ツアー等)は、複数日・複数時間帯に跨っていても、1つの申請とすることができます。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の申請要件について

以下の3つの要件を満たす必要があります。

①日本国内において、デジタル技術を1つ以上取り入れたイベントを実施すること

以下に挙げるデジタル技術を1つ以上取り入れる必要があります。また、高いデジタル技術の活用を必ず求めるものではありません。

コンテンツ自体のデジタル化について

  • マルチアングル配信
  • ティザー動画等による期待感の演出
  • ライブフォト
  • リアルタイム公演参加演出(ペンライトの同期など)
  • イベント中における双方向コミュニケーション
  • 特殊ステージ
  • 特殊音響技術(立体音響など)
  • XR・AR・VR
  • 4K・8K
  • 5G
  • 特殊衣装(電飾衣装など)
  • 特殊照明
  • リアルタイム合成
  • 特殊スクリーン
  • ホログラム
  • 3DCG
  • プロジェクションマッピング
  • カメラ等のトラッキング技術
  • モーションキャプチャー

コンテンツ展開・配信・収益化について

  • ブロックチェーン技術の活用
  • ダニナミックプライシング
  • アーカイブ配信
  • 配信時の「着せ替え」などの課金システム導入
  • 投げ銭
  • リアルタイムフル配信
  • ライブビューイング

太字部分は取り組みやすい内容です。なので、ハードルは高くないです。

実績報告確定検査時に実施確認があり、証拠等を出せない場合は減額や交付決定取消しとなります。

②イベントによる収入が支出を上回っている(黒字)計画になること

補助金の申請計画上、利益が見込まられている必要があります。

収入について

  • 入場料など
  • グッズなど
  • スポンサー収入など
  • JLOXライブエンタメ補助金

支出について

  • 補助対象経費
  • 補助対象外経費

③ガイドラインに基づいた新型コロナウイルス感染予防対策の実施状況を報告すること

業種別のガイドラインに従う必要があります。

国による要請等が撤廃された後に事業を実施する場合には、取扱いを変更する場合があります。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の補助金額について

補助率:1/2 補助上限:2,500万円

つまり、5,000万円の経費が2,500万円で実施することができ、いつもより幅広いライブが制作できます。

複数申請した場合には、1事業者あたり最大1億円まで補助が受けられます。

申請可能上限数

1事業者あたり20件 or 交付決定総額が1億円超過の場合

【JLOX】ライブエンタメ補助金の補助対象経費について

以下の費用で補助を受けられます。

①イベントの実施に関する費用

出演関係費

  • 出演料

制作関係費

  • 演出関係費
  • 権利使用料
  • 舞台製作費
  • 舞台スタッフ費
  • 運搬費
  • 映像撮影費
  • 交通費
  • 宿泊費
  • 保険料

広告宣伝費

  • イベント広告宣伝の媒体にかかる費用
  • イベント広告宣伝の制作にかかる費用

広告宣伝費は、補助対象経費の10%以内までです。

会場関係費

  • 会場施設使用料
  • 付帯設備費
  • 施設維持費(自己所有の会場のみ)
  • 減価償却・固定資産税相当費用(自己所有の会場のみ)

運営関係費

  • 運営スタッフ費
  • チケット販売関係費(払戻手数料を含む)
  • 光熱水費
  • ライブ配信費
  • 感染予防対策費

②申請・報告に関する費用

  • 書面作成代行費(行政書士)
  • 経理書面確認費(税理士・公認会計士)

他の補助金と異なり、申請代行の費用や、採択後の手続きの費用までもが対象です。

③消費税

免税事業者・簡易課税事業者、消費税額の控除の特例が適用される事業者のみ

【JLOX】ライブエンタメ補助金の補助対象外経費について

以下の経費が対象外となります。

  • 楽曲・脚本等の企画・制作費
  • 社内人件費
  • 物販・飲食関係費
  • 交際・接待費
  • 銀行の振込手数料

【JLOX】ライブエンタメ補助金の補助対象経費の発注時期について

補助金を活用する場合の補助対象経費の発注時期は定められています。

発注時期について

交付決定日以降に発注し、事業完了日までに支払った経費が補助対象となります。

交付決定日と事業完了日は、交付決定通知書で確認できます。

※ライブエンタメ産業の基盤強化支援補助金公募要項より抜粋

事前着手申請について

真にやむを得ない事情により交付決定日より前に発注したい場合は、申請時に事前着手届出を提出することにより、交付決定日前での支出も対象となります。

ただし、予算の申請(交付申請)前に行うので、執行済みの経費が100%認められるとは限りません。

概算払について

申請時に概算払を希望した事業者は交付決定金額の50%まで、補助事業完了後の実績報告を待たずにして補助金の一部先払いを受けられます。

ただし、会場施設利用料・書面作成代行費・経理書面確認費のみが対象となります。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の申請方法について

【JLOX】ライブエンタメ補助金の事業者登録について

初回申請時には、事業者登録を必ずしなければなりません。

必要書類は以下の通りです。

  • 履歴事項全部証明書
  • 労働者名簿
  • 暴力団排除宣誓書
  • 過去のイベント実績等の資料(設立1年未満の法人の場合のみ)
  • 直近2年間の財務諸表&税務申告書(免税事業者のみ)

具体的な登録方法は3/27現在、不明です。3月末公表予定です。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の申請について

申請に必要書は以下の通りです。

  • 収支計画書
  • 申請合意書(共同出資等のイベントの場合のみ)
  • 過去の講演実績等の資料(過去に5回以上行われているイベントの場合のみ)
  • 日本発の要件に該当することがわかる資料(A以外の場合のみ)

具体的な申請方法は3/27現在、不明です。3月末公表予定です。

実施期間と申請締切について

※ライブエンタメ産業の基盤強化支援補助金公募要項より抜粋

【JLOX】ライブエンタメ補助金の審査基準について

基礎審査(40点満点)

  • 事業内容に具体性があること
  • 3~5年程度の中長期的なビジネスプランであること
  • 新たな市場開拓も念頭に置いていること
  • 収支計画書が正しく記載されていること
  • 各費目の使途などが明確になっていること
  • 契約などに基づき適正価格が計上されていること
  • 申請者の事業規模が適切な区分で申請されていること

取組審査(30点満点)

以下の内容のいずれかに取り組みこと(複数の取り組みをオススメします)

①コンテンツ自体のデジタル化に関する取組み

  • ライブフォト
  • ティザー動画等による期待感の演出
  • イベント中における双方向コミュニケーション
  • マルチアングル配信
  • 特殊音響技術(立体音響など)
  • リアルタイム公演参加演出(ペンライトの同期など)
  • 特殊照明
  • 特殊衣装(電飾衣装など)
  • 特殊ステージ
  • 特殊スクリーン
  • XR・AR・VR
  • 4K・8K
  • 5G
  • プロジェクションマッピング
  • カメラのトラッキング技術
  • リアルタイム合成
  • 3DCG
  • モーションキャプチャー
  • ホログラム

②コンテンツの展開・配信・収益化に関する取組み

  • 多彩なチケットの販売
  • クラウドファンディング
  • 2次使用によるデジタルコンテンツ流通・番組販売など
  • 協賛収入
  • 独占放映料
  • DVD・Blu-rayなどの媒体販売
  • アフタートークイベント
  • タイアップイベント
  • 来場者特典
  • バックステージツアー
  • ゲスト招聘などによる特別公演
  • アーカイブ配信
  • 投げ銭
  • リアルタイムフル配信
  • 上映会
  • ライブビューイング
  • 配信時における「着せ替え」などの課金システム導入
  • ブロックチェーン技術の活用
  • チケット営業
  • ロイヤリティ収入
  • 特別チケット
  • 広告収入

加点審査(最大40点)

申請時 or 確定検査時に採点されます。

  • 海外向けプロモーション動画をイベント後に作成し、配信を行っていること
  • 生配信やアーカイブ配信をする場合で、海外でも視聴できること
  • カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど環境配慮に関する取り組みになっていること
  • 中止リスクに対応するための対策を行っていること
  • 字幕付き公演など、バリアフリー化の取り組みを行っていること
  • 過去に5回以上行われているイベント(例:出演者が同じなど)であること
  • 地方創生に貢献が認められていること
  • 地域未来牽引企業に選定されていること
  • パートナーシップ構築宣言ポータルサイトにて宣言を公表していること

いかに加点項目を取っていくかが、選ばれる鍵となります。

【JLOX】ライブエンタメ補助金の申請代行について

JLOXライブエンタメ補助金の申請は複雑です。

必要書類が正確であること、事業計画書が事務局が求めているものに近いこと、様々なハードルがあります。

1つでも欠けてしまうと、採択(合格)は厳しいです。

そこで、補助金の申請代行が法的に可能な行政書士にお任せください。

他の士業・民間コンサルタント等は、あくまで申請の補助が可能なだけです。

補助金の申請はクロスターミナル行政書士事務所まで

支援金・補助金の資金調達が得意なクロスターミナル行政書士事務所にお任せください。

着手金:10万円成功報酬:交付決定額の10%で承っています。

別途消費税を頂戴します。

採択後の実績報告手続き等は別料金となります。

お気軽にお問い合わせください。

私自身、ベースが好きなので、ライブをしたり、イベントを開催したりしていますので、エンタメ業界については他の行政書士よりかは理解がございます。


大阪市の本町で補助金・支援金を中心に活動する行政書士事務所

 クロスターミナル行政書士事務所:下井

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