月次支援金は2019年の売上か2020年の売上と2021年の売上を比較します。
このとき、2019年の途中の月か2020年に開業した場合、どうなるのかについて解説します。
結論、月次支援金を受けられます。基準収入の算定も難しくありません。
開業年の年間事業収入÷開業年の設立月数
例えば、以下の条件で開業した場合
・開業日:2019年の5月31日
・年間収入:400万円
⇒設立月数は8ヶ月(12ー4)となる。
基準金額は、50万円(400万円÷8ヶ月)となる。
設立月数は、開業日が1日でも末日でも、その月を含みます。
2020年開業の場合も、同様です。
要件の確認
2021年の月間売上が2019年 or 2020年の同月比で50%以上減少していること
⇒上記の場合、2019年の同月の売上は50万円となり、今年の基準月の収入と比較することになる。
2021年の7月の売上が25万円の場合、50%減少しているので、申請可能となります。
なお、2020年の同月の売上と今年の売上を比較しても構いません。
2020年の開業者は、2020年の基準収入と今年の月間売上のみを比較します。(2019年は比較しません。)
2019年開業者で、2020年が白色申告である場合、2020年も同じ考えで基準収入を算出します。具体的には、2020年の年間収入÷12ヶ月です。
電子申請に必要な書類
- 確定申告書類(2019年・2020年)
- 売上台帳(対象月のみ・様式不問)
- 通帳
- 本人確認書類
- 宣誓・同意書(様式あり)
- 開業届(税務署) or 事業開始申告書(都道府県)
事前確認に必要な書類
- 確定申告書類(2019年・2020年)
- 2019年1月以降の各月の帳簿書類(売上台帳・請求書・領収書など)
- 2019年1月以降の通帳
- 宣誓・同意書
- 本人確認書類(個人事業主のみ)
- 履歴事項全部証明書(法人のみ)
申請の流れ(申請が初めての場合)
- アカウントの発行
- 月次支援金事務局にてアカウントを発行してください。
月次支援金 (ichijishienkin.go.jp)
- 書類準備
- 上記の電子申請に必要な書類・事前確認に必要な書類を準備してください。
- 事前確認の予約
- 以下のサイトより検索する or TwitterやWEBで検索して、連絡してください。
月次支援金 (ichijishienkin.go.jp)
※顧問先のみやオンライン対応不可の事務所など、さまざまです。
※当事務所は誰でも歓迎しますし、オンライン対応可能で、現にTwitterからのお客さまが多く、全国対応となるためオンライン主体です。また、関西圏でしたら出張対応も可能です。
- 事前確認
- 書類を提出いただき、内容を確認します。ZOOM等で本人確認も行います。
その後、事前確認の登録機関が事前確認完了の登録を行います。
※流れ等は、こちらに掲載しています。
【月次支援金】事前確認が間に合わなかった場合の手続きについて – クロスターミナル行政書士事務所 (xlos-terminal.com)
- 電子申請
- ご本人様で申請をします。
※代理申請も可能です。
料金等は、こちらに掲載しています。
【月次支援金】事務作業が苦手・・・。そんなときは申請代行します! – クロスターミナル行政書士事務所 (xlos-terminal.com)
- 完了
- 事務局が審査し、通ればお金が振り込まれます。
不備の連絡は、メールや月次支援金マイページにて届きます。
※審査期間の目安は公表されていません。
最後に
ご不明な点等ございましたら、ご遠慮なくお尋ねください。
このコロナ禍で起業した皆様のことを応援しています!
私も2021年6月に開業した同志です。負けないように切磋琢磨していきましょ!
大阪市の本町で補助金・起業支援・遺言・相続・家族信託を中心に活動する行政書士
クロスターミナル行政書士事務所:下井
基準金額の算定