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【大阪府:新事業展開テイクオフ補助金】令和6年度の採択結果と採択後の手続きについて

補助金・支援金の申請代行を中心に活動する行政書士が解説します。大阪府内の事業者向けの新事業展開テイクオフ補助金とテイクオフ伴走支援事業の採択結果や採択後の手続きについてまとめました。

大阪府:新事業展開テイクオフ補助金の採択結果について

大阪府:新事業展開テイクオフ補助金の採択率は、20%

申請数:1,584社(令和5年度は約700社)

採択数:324社(令和5年度は約300社)

採択率:20%(令和5年度は約42%)

昨年度を大きく上回る申請件数でした。

大阪府:新事業展開テイクオフ補助金の業種別の採択率について

業種申請数採択数採択率
製造業2026532%
卸売業、小売業2955217%
サービス業2535019%
宿泊業、飲食サービス業1403221%
建設業1482516%
医療、福祉652233%
学術研究,専門・技術サービス業1211613%
生活関連サービス業,娯楽業1121614%
情報通信業811417%
運輸業,郵便業351028%
教育、学習支援業44920%
不動産業、物品賃貸業65812%
複合サービス事業19315%
農林漁業9222%
電気・ガス・熱供給・水道業5120%
金融業,保険業300%
大阪府ホームページから引用、採択率は当事務所による計算

採択されやすい業種:製造業、医療・福祉、運輸業・郵便業

採択されにくい業種:金融業・保険業、学術研究,専門・技術サービス業、生活関連サービス業,娯楽業

大阪府:新事業展開テイクオフ補助金の講評について

採択率が20%で、かなり難しい補助金という印象です。申請書類が持続化補助金より少ないので負担が少ない反面、逆に限られたスペース(枚数)で事業計画書に審査官に刺さるロジックやキーワードを入れていかないといけないので、難しかったです。いかに文章を取捨選択していくかが勝負の補助金でした。

私が支援した事業者も採択されていたので、専門家を活用した事業者は採択されやすいのかなという印象です。

また、加点項目のBCP作成が取れていないと採択は難しいのではと思いました。

申請件数が大幅に増加し、また対応する専門家の数も増えたので、ご自身で申請された場合の採択率はもっと低い印象です。

補助金申請はいかに、加点項目を取っていけるかが勝負の金目です。

大阪府:テイクオフ伴走支援の合格結果について

大阪府:テイクオフ伴走支援の合格率は、18%

申請数:538社(令和5年度は約400社)

合格数:100社(令和5年度は約100社)

合格率:18%(令和5年度は約25%)

大阪府:テイクオフ伴走支援の講評について

昨年度以降、補助金と一緒に申請を行う方式になったため、伴走支援を申請するハードルが低くなり、応募数が増加し、難易度が高くなりました。

昨年度までは伴走支援用に書類を作成して、補助金とは別に申請をする必要があり、伴走支援に興味のない事業者は敬遠していたと思われます。

大阪府:新事業展開テイクオフ補助金の採択後の手続きについて

採択後の手続きの流れについて

下記の流れで事業を進めていきます。

採択・交付決定(令和6年8月5日)→契約・納品・支払→補助事業の完了→事業実施報告→交付確定通知書の受領→補助金の交付請求→補助金の入金(令和7年3月頃)

となります。

大阪府テイクオフ補助金の事業実施報告の期限について

以下のいずれかの早い日までに申請サイトで書類の提出が必要です。

・補助事業完了日の翌日から14日以内

・令和7年2月14日(金)

大阪府テイクオフ補助金の経費執行について

以下の点に注意してください。

・交付決定日以降に発注していること

・補助事業期間中に終了したものであること

・経理処理が残っているものであること

大阪府テイクオフ補助金の実績報告で必要な書類について

以下の書類が必要です。

・補助事業実績報告書(様式第9号)

・補助事業の実績報告書(様式第9号別紙1)

・補助対象経費の支出報告書(様式第9号別紙2)

・見積書類(見積書・相見積書・カタログ・仕様書)

・発注書類(契約書・発注書)

・納品書類(納品書・完了報告書)

・支払書類(領収書・振込明細書)

その他にも投資内容により、必要な書類がございます。

採択後の手続きでお困りの場合はクロスターミナル行政書士事務所まで

採択後の手続きの代行をお任せください。

1社5万円で承ります。(申請費目が多い場合は追加料金を頂く場合があります)

お気軽にお問い合わせください。

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大阪府テイクオフ補助金に限らず、持続化補助金や事業再構築補助金をはじめ、JLOXライブエンタメ補助金などのマイナーな補助金にも精通していますので、ご検討されている補助金がございましたら何でもお気軽にご相談ください。

もちろん、当サイトに掲載されていない補助金も大歓迎です。


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 クロスターミナル行政書士事務所:下井